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 (「VAN to VAN」型)
 ・発信者は、発信者側のVANのメ−ルボックスに発信デ−タを送り込む(記憶させ)と、そのデ−タは、受信者側のVANのメ−ルボックスに強制的に送り込まれ(記憶され)、受信者がそのデ−タを読み出す形態のもの

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5.その他留意事項
(1)通信プロトコル
 通信プロトコルという場合には、当事者間においてお互いが情報のやり取りをする手順を指しているのであるが、ファイル転送タイプのケ−スでは、ファイルの送り付けやメ−ルボックスからの取り出し方法をも含めた通信手順を規定する必要がある。
 例えば、X.25のプロトコルは、情報のやり取りのみに係わるものであり、X.25で相手方に送りつけた情報をファイルから取り出すためには、別途のプロトコルが必要になるが、X.400 の場合には、ファイルからの取り出しに係る手順も規定されている。
 このように、通信方法を選択する場合には、単に、情報の伝達およびファイルへの書き込みのみならず、取り出しに係るインタフェ−スについてもプロトコルにおいて規定しておく必要がある さらに重要なのは、通信の結果の状況について当事者間においてやりとりをする必要があるということである。
 特に、VANを利用する場合には、VANのメ−ルボックスに送り込まれたデ−タを相手方(受信者)が取りにきたのかどうかという状況を確認するために、状況確認プロトコ

 

 

 

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